フランス どこの国にでもいる残念な人
お金を頂くまでの1週間、詐欺に引っかかったとばかり思ってました。
あ〜悔しい‼︎
マジで、やられたぁ〜〜〜と。
何故、被害妄想を抱いたかというと、、、
とあるお客様へ10回コースの痩身エステをしました。
本来、全額を小切手ないしカードで最初にお支払い頂きますが、このお客様に関しては、そのようにしてはいませんでした。←私の不用心
その方の最後の日は、寒い雨が降る日でした。
私 「本日、最後の日となりますので、先に残金150€をお支払い頂けますか?」
お客様 「えっ、今日、貴重品も何も持たずに来たわよっ〜。」←非常識‼︎ ありえんと思いつつも…。
決して若くはない方なので、この寒くて雨が降る中、わざわざ来て頂き、追い返す訳も行かないので、いつも通りの仕事をしました。
そして、終了後、真摯にお伝えしました。
「私は、サラリーマンではなく、フリーランスです。あなたが受けたエステの代金も、手数料の支払いがあります。月末31日の木曜日に残金をお支払い頂けますか?」
再度お願いしました。
お客様、「分かったわ。なるべく早くお金を納めに来るわ」
私、「何卒宜しくお願いします」
木曜日(31日)、金曜日(2月1日)もなしのつぶて。
金曜日に、仕事のパートナーが留守番電話に優しいメッセージを残します。
土曜日も相変わらず、先方からは音沙汰なし…。
土曜日のお昼、再度、留守番電話に「このままご連絡頂けないのであれば、法的機関へ連絡する措置を取らざるおえません」という強いメッセージを残します。
支払い期日のお約束もすっぽかされ、連絡先も携帯電話のみ。
それも、自動的に留守番電話へ接続。
日曜日、控えていたお客様宅を尋ねるも、住んであろう番地にその方のお名前の表札はなく…。
あーやられたと確信しました。
一見、身なりもよく、81歳というお年、きちんとした教育を受けているような印象を抱きました← 詐欺テクニック 1
ナントで1番の高級住宅エリアに住んでいらっしゃいます。←詐欺テクニック2
さりげなく良いものを身に付けてらして、センスの良さが伺えます。←高級宝飾店に勤めていたので、いやらしい話、下から上まで見る癖が付いてます。
そして、お持ちの物を大切に末永くご愛用され、どことなく生活レベルの高さが伺えました。←手の込んだプロ?
予期せぬ夫の事故死で、一人暮らしが寂しい。←同情をかう 詐欺テクニック3
パリに住む家族とはうまくいってるけど、ナントに住む家族とは連絡が途絶えている。←またまた同情をかう 詐欺テクニック4
私の事を殊の外褒めてくださる。← 詐欺のテクニック5
途中までお支払い済み。←一旦信用させる。テクニック6
私はその方へ対し、伴侶に先立たれた義父を重ね、義父と同じように個人的に優しく接しました。
そして、私が信じ切ったと思った時点で、払い逃げしたのかなぁと思っていたのです。
でも、ただ単に、お金持ちなのに、お金にとてーーーもルーズな81歳の女性いうだけでした。
そして、まだオチがあります。
エステが終了した日から1週間以上たった木曜日、土曜日に残した留守番電話のメッセージの件で苦情が入りました。
あんな心ないメッセージを入れるなんて、お商売をしている人としてあり得ないと…。
ツケ払いが通じ合う関係性(一見さんに近い)でもないのに、本来支払うべき最後の日に支払いもせず、連絡も入れず、そして文句を言う。
私は苦情の電話を黙って聞き、「ご忠告ありがとうございます」とだけお伝ました。←フランス人じゃないので、簡単に貝になれます。母国語でないので、ある意味ラッキー♪
本当、どごの国にでもいる厄介で非常識な人です。
まあ〜いい勉強になりました。
イタリアの食材を売るお店で購入したバルサミコです。
丁度いい滑らかさです。ドロっとし過ぎず、サラサラしていない。
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