珍客 いわゆる変態

昨日(金曜日)、ちょっと変わった若い男性がマッサージを受けたいと言って来店しました。

時間は、14時。
お昼です。 

ちなみにサロンは、ガラス張りで、ダイエット食が陳列されています。
決して怪しい出で立ちではないです。

そして、フランスでは日本と違い、性風俗産業は法律で禁止されています。

私「どういったマッサージをご希望ですか? リラックス?」

男性「そう、リラックス」

私とマリーは、この時点で、この人ちょっとおかしいかも?と思っていました。

男性「さっきの子(マリー)は?」

私 「彼女は栄養士。私がエステティシャンだから、私が施術します。」

てか、風俗じゃねぇーから選べないんだよ‼︎と心の中で叫びながら。

「どのくらいのお時間をご希望ですか?」

あくまで、淡々。

男性「60分の全身マッサージ。そして、今すぐがいい」
「ところで、この近く、他のマッサージ店はないの?」

私 「Body minute( フランスで1番ローコストのエステサロン)がありますよ。」←心の中で、よそへ行ってくれぇ〜と懇願

男性「準備してて、その間、他のサロンもあるか、ちょっと見てくる」

男性が退店。

私はマリーに
「おかしかったよね〜。どうせ来ないだろうけど、次の予約もあるから準備だけしとこうかなぁ。」

数分後、その男性が再来店。

私とマリー、目を合わせビックリ。

マジ、来たよ‼︎

マリー「がんばって‼︎」

踏み倒されると困るから、先にお会計して頂くようご案内。

私「50€です。」

男性 「学生割引ないの?」

私 「ないです。それに既に割引してあげたから。」

私が、男性を施術室へご案内し、施術の流れと、そして着替えるようご案内。

外で待機中、マリーも心配そうに近くで監視。

入室し、施術を開始しようと、うつ伏せになった彼のバスタオルを剥がすと、

パ、パ、パンツ履いてない、、、

「ムッシュ、ここは、セクシュアルなマッサージをする所ではないのよ‼︎」
「パンツ履いてくださいー。」

まるで一コマ漫画の世界。

一旦、部屋を出ます。

心配そうにそばで待機していたマリーが、一部始終を聞いて大爆笑。

2人で笑いをこらえるのが精一杯。

気を取り直し入室。

施術をはじめると、あーだ、こーだうるさい人だったのですが、最後の方では、寝落ちしてました。

「終わりましたよー」と最後お声を掛けし、起こしました。

男性が立ち上がった時、股間部分も立ち上がっており、私の目は釘付けに。

コイツ、変な夢でも見てたのかよ‼︎とまたツッコミたくなる状態。←言いませんよ。見て見ぬ振りをしてあげました。

私は、正直若くないので、ギャー😱とはならないのです。

いやはや珍客。

マリーに話したら、流石に20歳なのでドン引きしてました。

年齢と経験の差は大きいですね。




出勤の朝、町の通り道に鉢植えが。
キレイなのでパチリと撮影。
そして、雰囲気良さげなレストランも見つけました。

Masae à Nantes ~まさえのフランス🇫🇷ナント便り~

様々な職業経験を経て、今のところフランスのナントでフリーランスのエステティシャンをしています。 日々思う事をつれづれなるままに綴ってます。最近、猫の話題が多いです。

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