フランスの義母の丁寧な暮らし
前回のブログで、ヨーグルトを手作りしている話をしましたので、そのヨーグルトについてです。
ヨーグルトを作る時は、一定温度に設定できる保温器を利用しています。
元々義理の母のおさがりです。
でなきゃ、わざわざ器具を買ってまでは作りません。(^^)
でも、その昔、カスピ海ヨーグルトを作ってました。
保温器の利点は、時短で出来上がることです。夜10時過ぎに設定し翌朝には完了してます。
自家製のヨーグルトを作りはじめ、知り得た事ががあります。
フランスでは、ヨーグルトの種菌を薬局で購入します。
日本のように食品売り場ではありません。
お国が変わると、勝手が色々と違うものです。
義母は必ず生乳を使用してました。
生乳は、ナントの大型スーパーでは売ってますが、パリのスーパーには、需要がなく置いてません。
勿論、チーズ屋さんなどには置いてありますが…。
ナントへ引越して直ぐの頃、物珍しさから生乳( 低温殺菌されていない)を使用し、ヨーグルトを作ってました。
ただ、いつしか面倒臭くなり断念。
それが最近になり、再びケーキが食べたくなりで、生乳でヨーグルト作りをはじめました。
何故ヨーグルトとケーキ?と思われるかもしれませんが、それは以下の通りです。
生乳を低温殺菌し、その牛乳を冷まします。冷ました際に出来る乳脂肪の皮膜を回収。
一定量(150g以上)に達すると、バターの代用品となり、それでパウンドケーキをつくります。
義母のレシピなのですが、とても美味しく、しっとりとした触感、やみつきになります。
食べ物を決して無駄にせず、リサイクルして生かす。
義母は既に他界しておりますが、彼女が残してくれた生活の知恵や教えは、今でも私達の生活の中で色褪せることなく生きています。
朝起きたら、このように出来上がってます。1個ずつ蓋をして冷蔵庫で保存します。
日曜日のお昼の猫。
食事待ちの様子です。
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