愛の国 フランス



カレーを作りながら、玉ねぎを延々と40分も炒めていると、いつもこの言葉がよぎるのです



「料理もセックスと同じだ‼︎」

初めてフランスへ留学した時、ルームメイトはフレデリックというゲイの男の人でした


身近にゲイのお友達はおらず、2丁目も知らなかったので、人生初のゲイのお友達はフランス人のFred


Fredの彼氏は年上のセルジュ
元々は料理人だったので料理が得意
たまにモロッコからフランスへ戻っ て来るのです


Fredよりかなり年上ですが、背が高く、サラサラ金髪で目がブルー。典型的なルックスで、カリスマ性もありました


そんなセルジュに私は言われるがまま、じゃがいも、人参、セロリ、カブ、玉ねぎなどの野菜をさいの目に切っていたところ、


セルジュ 「大丈夫かぁ?」← 自分は何もせず、人に指示を出すのが好き


私 「てか、超ょ〜〜〜、カットするの面倒くさいんだけどぉー」


セルジュ 「料理は、セックスと同じだ!情熱、時間をかけて作るんだ」


私 「・・・」



やっぱり、フランスだなぁ、ここは‼︎



本当、愛やセックスの話題が日常でポンポン出てきます



ゲイカップルなので、普通のカップルよりコテコテ感は否めないですが…



で、フランス人の恋愛観、日本人と比べとても自由で寛容です


好きだから一緒にいる、愛がないから別れるといった2択
子供がいようがいまいが関係ないです


フランス人同士のカップルで、寝室も別々で家庭内別居を貫くカップルなんて見たことありません


そして、有名人(アーティスト)が不倫していようが、基本的無関心。政治家の場合は、多少関心事が高くなりますが…


それでも、基本、公的な部分と私的な部分を分けて考える寛容さがあります



カレーを作りながら、ふと思い出した言葉でした



彼お手製のオレンジピールのケーキ
レシピは、Jean François PIÈGE 
美味しかったぁ


Masae à Nantes ~まさえのフランス🇫🇷ナント便り~

様々な職業経験を経て、今のところフランスのナントでフリーランスのエステティシャンをしています。 日々思う事をつれづれなるままに綴ってます。最近、猫の話題が多いです。

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