フランス エステの国家資格 CAP
振り返れば、色々あった10ヶ月。
2015年の9月から、パリにあるフランソワーズ・モリスというエステの学校へ1年間入校しました。
フランスへ移住にあたり、フランス人と同様、職に就くには資格が必要だと思ったからです。
料理人、パン屋さん、パティシエ、ショコラティエになるほどの情熱はなく…。
エステだったら、いけるだろうと思ったのです。
いゃあ〜甘かったぁ。
めちゃくちゃ大変でした。
そもそも半端な語学力。且つ、年齢も40歳だったので、脳ミソががちがちに固まってました。
この資格、フランス人にとってみれば、超がつく程簡単な資格です。
でも、外国人には…。
実技 (エステ、ネイル、脱毛、メイキャップ) 以外にも、
座学の授業(化粧品学、生物、法律、マーケティング、デッサン) があります。
おまけに12週間の企業研修←自分で探す。
また、バカロレアのようなフランス学位を持っていない人達は、これらに加え、英語、数学、科学、フランス語、歴史・地理などの一般教養まで、今更ながら勉強せねばならず…。
勿論、それに該当する私。
科学のモルとか、勉強した記憶すらないお粗末さ。
「てか、脱毛とかにこんな知識必要じゃないじゃん‼︎」←無駄と思いながら、勉強に勉強。
何度、学んでも覚えられない自分に悔しく、たびたび涙することも。
脳ミソが活性化され過ぎて、おかしくなりそうでした。
40歳過ぎて勉強するのって本当にしんどい。
でも、諦めずに最後までがんばったので、無事エステの国家資格取得し、只今、エステティシャンとしてフリーランスで働いています。
この資格の恩恵、実は、もう一つあります。
本来、PACS(事実婚)の私は、毎年、めんどくさ〜い滞在許可証の申請をしなければなりません。
けれど、この資格のお蔭で2年間の許可証を貰えました。
取り敢えず、フランスにいる限りは、使えなくはない資格です。
写真は、ゲランのシャンゼリゼ本店にて、販売研修の時に撮影したものです。
お隣のラファエルちゃんは、仲良くなったスタッフさんでした。
ゲラン好きの方は、一度は訪れる価値がある本店です。
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