生きるということは…。
ブログに度々登場しているフランス人の義理の伯母
あと1ヶ月で95才になります
ナントの中心地、シックなエリアで1人暮らしをしています
先々週、また自宅で転倒してしまいました。
少し痩せて体力を失ったのが原因なのか…。
骨折はしていなかったものの 、自力でトイレへ行くことは困難になり、入院することに。
そもそも この年で、転けても骨折していないのが凄いです。
住まいが、バリアフリーではないので、いつ転んでもおかしくない状況ではありました
プライドが高い伯母にとって、自力でトイレへ行くことが出来なくなったのは、かなりショックだったようです。
いつもお世話をしてくださる介護ヘルパーさんの前で涙を流したとか…。
気難しい人なので、心を許せる人は非常に限られてます。また、きかんぼうな性格も災いしてます
自宅で、ちゃんと定期的に歩行訓練を受けていれば… 。←意味がないって本人自ら止める。自業自得
ロゼではなく、お水をちゃんと飲んでいれば…。← お水はマズイと言って、殆ど口にしません
去年入院した時は、自分の自由を奪われ、私の前で涙を流しました
その時は、お家へ帰りたい一心で、リハビリに成功 ← 凄まじい根性と体力の持ち主
入院から5日後、快適な病院生活で、すっかり気力体力とも快復してました
伯母「色々考えたわ。今後お家には戻れないから、施設に入ることにしたわ。願わくば、弟のいる施設がいいんだけど」
年を取って生きてゆくって、つくづく大変な事だと思います。何故なら、決して嬉しい事ではないからです。
ついこないだ迄出来ていた事が、突然出来なくなる。
前進していると感じる時は、嬉しく生きがいを感じますが、後退を感じる時はやるせなさを感じます。
1日1日の老いを感じながら、それを受け入れ、維持していく努力を続けなければならない。
生きている限り、どんな年齢になっても努力を強いられるのです。
義理の伯母と接していると、そんな事を自然と学ばせてもらってます
ネギのキッシュと思っていたら、ベーコンのキッシュとなりました。← 男の料理
余談
恐るべし伯母は、担当医や看護師さんの前では、「ワインは一切口にせず、お水をよく飲んでました」と平然と嘘を言ってのけるのです。倒れた時でさえ、ロゼしか飲まなかった呑んべいなのに…。
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