-人生の転機 -
誰しも、20代、30代の頃、一度、二度は思い悩み、決断をくださなければならない時があったと思います。
結婚する時、別れる時、会社を辞める時、転職する時、企業する時。
その場面は様々です。
振り返ると、私は、10年周期で大きな転換期がやってきました。
新卒で入社してから7年目ぐらいから、「自分の居場所は、ここではないかも?」「自分には、何かしっくりこないかも?」と思い始めました。
周囲(先輩、同僚、後輩)を見渡すと、「本当にこの人、この仕事が天職なんだなぁ」と思う人と、「この人、そんなに文句ばかり言ってるのに、何故辞めないのだろう…」と思う人がいました。
「私はどっちに属する?」と自分へ問いた時、「きっと、この先ここにいたら、後者に属する人間になるだろう〜」と思いました。
そろそろ、潮時かも。
そんな中、社内公募の休職制度があり、一度会社を離れようと思い、フランスへ旅立ちました。
ありがたいことに、帰国後、会社へ戻る機会もありましたが、自分の中で、ハッキリと "違う、ここじゃない"と思い、退職を決意しました。
31歳の時です。
思い悩んだら、ちょっと離れ、自分を見つめ直してみるのも一つの方法かもしれません。
とは言っても、なかなか人生うまくいかないものです。
フランス留学をきっかけに、結婚を真剣に考えていた彼とは別れてしまいました。
別離からの10年間、実家の家業を手伝い、海外旅行へ行けるお休みなんて全くない状況でした。
でも、四十をさかいに、また転機が訪れます。会社を辞め、フランスへエステ留学をします。
座右の銘ではないですか『やらなくて後悔するくらいなら、やって後悔した方がいい。』と常々思っています。
その結果、まわり道はしたものの、今までの人生、後悔は全くないです。
判断をくだす際、周囲の意見に耳を傾けるのも大切ですが、未来を恐れず、一度きりの人生、自分の夢や思いを大切にした方がいいと思います。
写真は、2017年11月、パリ装飾美術館(Dior 展)へ訪れた時のものです。
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