80代女性から学ぶ老いのあり方
昔から人付き合いが得意な方ではないです。沢山のお友達よりは、少ないお友達。
同窓会や同期会に出席することはありません。← 嫌われてるのかも(^^)
その代わり、世代や人種に関係なく、興味がそそられたお友達や知り合いの方々とは、変わらず連絡を取り合います。
フランスに来てから早6年、近況を報告し合う80代のフランス人女が3人います。
お一人は、パリの勤務先で出会ったお客様 Cさん
2人目は、パリ郊外に住むお友達のお母様 Fさん
3人目は、以前の職場(ナント)で知り合ったお客様 Mさんです
3人目のMさんは、今年の夏、ブルターニュ北部を訪れた際、今パンポルに来てると申し上げたら、「あらっ、我が家でご飯食べましょう‼︎」となってお家へお邪魔した次第です。
ところで、このお三方を拝見していると、それぞれ共通する部分がおありです。
まず、お三方とも字が綺麗でマメ。
お手紙出すと、必ず何らかのリアクションがあります。黙ったまま放置と言う事が、まずありません。
国民性の違いなのか、日本人の方々は、必ず律儀にお礼をおっしゃいますが、ここフランスは、わりとザッとしており、届いていてもお礼どころか、悪気なく梨の礫にする方々もいます。
96歳の義理の伯母は、毎年私達から絵葉書もらうことを当然と思っているので、届いても何も言いません。←忘れてる?
ただこれが、出さなかった時だけ反応がありました。わざわざご丁寧に皮肉をよこしてきました。(笑)
そして、このお三方ともそれぞれ経済的余裕があり、教養と優しさ、並びに知的好奇心を兼ね揃えていらっしゃいます。
たとえ経済的余裕がおありでも、それを見せつけたり、チラつかせたりは一切ありません。こちらが勝手に察しただけです。
例えば、パリにお住まいの方は、所謂パリ屈指の高級住宅地のアパルトマンにお住まいです。← 普通にお金持ち。それに加え、サン バルテルミー島(カリブ海に浮かぶフランス領の小さな島)に別荘をお持ちです。←本当のお金持ちであると思いました。
フランス語が大して上手ではない私とも、優しくコミュニケーションを取って下さいます。
外国の文化にも興味があるからこそ、外国人への理解もあります。
96歳の義理の伯母のように、「フランス語を話して理解出来て当然でしょ‼︎」という、果てしなく上から目線ではありません。(笑)
このお三方のように、80歳過ぎても、ご自分より遥かに年が離れている若い人から連絡をもらえるような "人と為り" でありたいなぁと思います。
経済的余裕は無理だとしても、知識や経験を積みユニークな人になる努力は出来るのだから。
幸い私には、悪い見本と良い見本が存在しているので、それぞれの行動を観察しながら、教訓にしていきたいと思っています。
フランス人の方々へは、日本らしい鳩居堂さんや和紙のハガキでご挨拶を送るようにしています。
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